循環器内科とは血管(動脈、静脈)と心臓の病気を診断・治療する診療科です。
主な疾患として、狭心症や心不全、不整脈、弁膜症などの心臓の病気、動脈瘤、動脈硬化などの血管の疾患があげられます。循環器疾患は、喫煙や食事、運動など生活習慣と関連しているため、生活習慣病(高血圧、脂質異常症、糖尿病など)にも対応いたします。
循環器内科とは血管(動脈、静脈)と心臓の病気を診断・治療する診療科です。
主な疾患として、狭心症や心不全、不整脈、弁膜症などの心臓の病気、動脈瘤、動脈硬化などの血管の疾患があげられます。循環器疾患は、喫煙や食事、運動など生活習慣と関連しているため、生活習慣病(高血圧、脂質異常症、糖尿病など)にも対応いたします。
心臓病の多くが虚血性心疾患と言われる狭心症や心筋梗塞です。
この疾患は、心臓に血液を送る冠動脈が動脈硬化が原因で狭くなったり詰まったりすることにより、心筋に十分な血液(酸素)が送られないために起こります。息切れや胸の圧迫感・痛みなどの症状があらわれます。進行して心筋梗塞を起こすと激しい痛みに襲われ、最悪の場合には命にも関わる怖い病気です。
血液は血管の中を絶えず一定の方向に流れており、心臓は、血液を全身に循環させるポンプの働きをしています。
心臓内を血液がスムーズに流れるように、4つの弁があり心臓の収縮、拡張に合わせて閉じたり開いたりすることで流れをコントロールしています。
弁膜症とは、弁に障害が起き、正常に機能しなくなり、心臓のポンプ機能が低下した状態をいいます。
自覚症状が出にくいため、健康診断で心雑音があると指摘された方は弁膜症の可能性がありますので、早めにご相談ください。
人間の心臓はほぼ一定の間隔で規則正しく、1分間に60~90回収縮と拡張を繰り返しています。
不整脈とは、心臓の収縮のリズムが乱れ早くなったり遅くなったりする状態です。動悸、息切れ、めまい、吐き気、胸が苦しいなどの症状があらわれます。
脈が速くなる「頻脈」、脈が遅くなる「徐脈」、脈が不規則になる「期外収縮」の3種類があります。不整脈は健康な人にも見られる問題のない、一時的なものが多いのですが、なかには生命に関わる重大なタイプもありますので、適切な診断と治療が必要です。
動脈硬化とはその名の通り「動脈がかたくなる」ことです。
動脈は身体全体に、血液とともに酸素や栄養を運ぶ働きをしています。
動脈の弾力性が失われ硬くなると、内部にさまざまな物質が沈着して血管の通り道が狭くなったり、詰まったりします。血管が狭くなると必要な酸素、栄養が全身にいきわたらず、臓器や組織に影響を及します。定期的な検診と治療で動脈硬化の進行を抑え、合併症を予防することが大切です。
生活習慣病とは、偏った食生活や運動不足、喫煙、飲酒、ストレス等の日々の生活習慣の乱れが原因で発症する疾患の総称です。代表的なものとして、「高血圧症」「糖尿病」「脂質異常症」などがあげられます。
生活習慣病は、自覚症状がほとんどありません。そのため、知らない間に病気が進行し、合併症が起こることで初めて気づくことも多いのです。
治療には、今までの生活習慣を見直し、規則的な生活、充分な睡眠、適度な運動などライフスタイルを変える事から始めます。
当てはまるものが多い方はご来院をおすすめします
血管に過度の圧力がかかっている状態を、高血圧といいます。高血圧は、自覚症状がほとんど表れません。
現在、高血圧の診断基準として、最高血圧が140mmHg以上であるか、または最低血圧が90mmHg以上であることが高血圧とされています。血圧が高い状態が長期間続くことを「高血圧症」といい、この状態が長く続くと、血管に負担がかかり、心臓、脳、大動脈、腎臓などさまざまな臓器に障害を起こします。
治療の目的は、血圧を下げることにより、心臓や血管の病気を防ぐことです。そのためには、生活習慣の改善や内服薬などで血圧をコントロールすることが重要です。
脂質異常症とは、血液中の悪玉コレステロール(LDLコレステロール)や中性脂肪が増加した状態、また善玉コレステロール(HDLコレステロール)が減少した状態をいいます。
脂質異常症は自覚症状がないため、そのまま放置していると、増えたコレステロールが血管の壁内にたまっていき、動脈硬化を引き起こします。最後には心筋梗塞や脳梗塞等の恐ろしい病気を引き起こす恐れがあります。
治療には、生活習慣の改善と薬物療法が基本となります。特に食生活の見直しと、たばこを吸われる方は禁煙が重要になります。